上杉定正書状

八月二十七日付　治部大輔(岩松尚純か)宛

室町時代から戦国時代にかけての武将で相模国守護である上杉定正の書状。宛名の治部大輔は、新田岩松氏の歴代の官途名であり、岩松尚純のことかと思われる。古河公方が箕田に着陣するために篠崎に進むので、定正に村岡口に進むようにとの書状に対して、新田岩松にそのことを知らせた文書。延徳二年(一四九〇)の時の文書か。

本紙 縦18.8cm　横33.3cm　 上表具　太巻　箱入
「埼玉県史料叢書」に掲載文書

（H023）